M4A1/76mm SHERMAN (ITALERI 1/35)

• 飼い主とはぐれた子犬を見つけたシャーマンのクルーを主役にリラックスムードを狙ってみました。作品タイトルを”Do　you　wanna　come？”としています。モデルアート臨時増刊「ノルマンディ戦１９４４」に掲載された佐藤豊氏の記事を参考に製作しました。

• ベースキットはイタレリのNo.２２５。転輪はドラゴンのディスクタイプのものに交換。誘導輪もドラゴンの穴なしタイプに交換。砲身はジョルディ・ルビオの金属製。ハッチなどの取っ手は真鍮線に置き換え。ライトガードやペリスコープガードにエデュアルドのエッチングパーツを使用。荷物類は各社のプラやレジンパーツからの寄せ集め。履帯はドラゴンの連結固定式。ＯＶＭ類はタミヤやアカデミーのパーツに置き換え。

• 追加工作として、車体上部側面が垂直になるよう形状を修正しました。エポキシパテを盛りつけた後で、サンドペーパーで削りだしました。砲塔側面のハッチは開口部をいったんふさいだあと、ジャンクパーツとポリパテで再現しています。防盾の砲身付け根カラーは薄く削りました。これらの工作は、このキットを作るときには欠かせない作業といえます。

• 塗装は、サーフェサー、缶スプレーのフラットブラックで下地塗装、ＧＳＩクレオスのカーキグリーンによる基本塗装とグラデーション、ドライブラシというのが大まかな工程です。マーキングは車輌番号だけですが、タミヤのM４のデカールから流用しました。考証に基づいたものではありません。

• フィギュアは、戦車長がドラゴン、装填手がＡＤＶアズムットで、いずれもヘッドはホーネットの笑い顔に交換しています。戦車長のほうはヘルメットをあみだにかぶった感じにしています。子犬はタミヤの動物セットのものです。

• 蛇足ですが、２００２年東京ＡＦＶの会においてインジェクション部門３位に入賞しました。２年連続の３位です。

• 下の左から２番めの写真は、柳瀬ばお氏が撮影したものです。だから他より上手に撮れています。