M4A3/76mm SHERMAN (TAMIYA 1/35)

• キットのままでないものを作りたいと思って、写真集で見かける現地改修の増加装甲つきの車体を作ることにしました。完成は２０００年５月です。

• ベースキットはタミヤのＭＭ１２２。砲塔はイタレリの７６ｍｍ砲塔に交換。砲身はエレファントの金属製に交換。ただし、このパーツはキットのものをアルミで作り替えただけなので、防盾近くで段差ができています。このような砲身を持つ車輌を写真で見たことはありません。増加装甲板はドラゴンのパーツを使用。本当はもう少し厚さがあるのですが、キットのままです。ボルトのみモデルカステンのパーツに交換しています。転輪はオードナンスのディスクタイプのホイールに置き換え。ハッチなどの取っ手は真鍮線に置き換え。ライトガードやペリスコープガードにファインモールドのエッチング・パーツを使用。荷物類は各社のプラやレジンパーツからの寄せ集め。履帯はタミヤのＭ４に付属のものに置き換え。

• 追加工作として、砲塔と防盾にパテで鋳造表現を加えました。防盾の砲身付け根カラーは薄く削りました。同軸機銃孔の上に鋳造番号を、アベールのエッチングパーツでつけました。リアデッキのハッチストッパーをエバグリーンのプラ材から切り出して取り付けました。

• 塗装は、サーフェサー、缶スプレーのフラットブラックで下地塗装、ＧＳＩクレオスのカーキグリーンによる基本塗装とグラデーション、ドライブラシというのが大まかな工程です。マーキングは水転写デカールを使用しましたが、考証に基づくものではありません。

• タミヤの車体とイタレリの砲塔を組み合わせるというお大尽な作り方をしていますが、製作当時はイタレリがこのタイプのキットに誤って「M4A3E2 JUMBO」という商品名をつけていたことを知りませんでした。